うちの ねこ神様

ねこと暮らす日々のこと。

はづき のこと。エピソード8。

今日も、はづきのこと。


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2019年8月16日  はづき、2日後に5歳になる。まろんの側にいるね。


はづきが腎不全と分かってから、インターネットで病気について沢山検索した。

病気のねこちゃんを看取った記事やブログを手当たり次第に読んだ。

終末期をどう迎えるかを書いた本も買った。

「まだまだ一緒にいられる」と願いながら・・・どうするべきか、何が出来るかを知りたかった。


療法食は美味しくないのか2~3口でやめてしまう。

薬も嫌いで唾液が出すぎて口から泡状になって溢れてしまう。

病院は嫌い。

普段は小さな声で鳴くのに、キャリーバッグに入って遊ぶのに、病院に行くときは恐ろしく大きな声で「アオ~ン、アオ~ン」と鳴き続ける。

病院に向うキャリーバッグの中で、必ず尿を漏らす・・・。

フレンドリーなねこで、親や兄弟、友人、業者の人が来ても、少し時間が経つと出てきてスリスリしたりするのに・・・。

よっぽど怖くて嫌だったんだろうな。


治る病気なら何でもしたい。

はづきが嫌がらなければ、何でもしたい。

だけど、温和なはづきがこんなに嫌がってる姿を見ると、今後どうするべきか考えざるおえなかった。

「少しでも長く生きられるようにするためだよ」とはづきに言っても、伝わらない。

はづきもどうしたいか私たちに言えない。

ただただ、「(薬)嫌だ。(薬飲むの)苦しい。(療法食)美味しくない。(病院)行きたくない。」と小さな身体で訴えてる。


家族で今後のことを話し合った。

はづきが今まで通りの生活が出来ることの手助けをしよう。

食べること、飲むこと、寝ること、遊ぶこと・・・。

”心地良く”3ニャンと私たち家族と過ごせる時間を大切にしよう。

ただ、長く一緒に入れるだけではだめ。はづきが”苦しくない”ことが優先。


ねこは我慢強い生き物だから、腎不全という時点で苦しく、不快な状態が続いていると思う。

だから、私達が、”心地良く、苦しくない”と思ってる環境も、はづきにとっては、そうでないかもしれない。

薬や療法食に頼る方がその時は嫌でも身体は楽なのかもしれない。

凄く悩んだ。どちらかを選ぶこと自体が苦しかった。


結論は、「自然に任せる」だった。

はづきの生命力や寿命のままに過ごしてもらおう。

私は無宗教だけど、神様はいると思っている。

神様が決めた、はづきの命の時間を全うしてもらおう。

決めたことに、後悔がないというと嘘になる。

「これでよかった」という思いと、「間違えたんじゃないか」「もっと何か出来たんじゃないか」という思い・・・。

今でも悩み続けている・・・。



療法食は食べたら食べさせる。食べなければ、好きな物を食べてもらう。

先生は、「正解はありません。各家庭それぞれですよ。困ったらいつでも相談に乗ります。」と優しく言って下さった。


8月18日、5歳の誕生日を無事に迎えた。

体重は3.8~4.0㎏を行ったり来たりしてた。

食べる量は少ないけど、お気に入りのウエットフードは食べた。

9月頃から唾液状の物を少量吐くことがあった。

仕事から帰ると、嘔吐した跡の個数が、1カ所だったのが2カ所・・・3カ所と、だんだん増えてきた。

同じ時期、子猫の頃のようによく遊んだ。

遊んでる様子が、「子猫の遊び方」みたいで・・・上手く言えないけど、よく遊んだ。

「元気になったんだ」と思うくらい。


きっと、はづきからの私たちへの”贈り物”だったのかな・・・。


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2019年9月19日 
プラケースで遊ぶ。

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9月19日  3ニャンで遊ぶ。子猫のようによく遊んでた・・・。

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10月5日  お腹を見せて寝るてる。このスタイルよく見た(笑)。

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10月5日  バンザーイしてる。

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10月5日  カメラに気づいて「撫でて~」って手を伸ばすね(笑)。


「はづき のこと。」もエピソード8になった・・・。

写真も沢山残したい。私の中の思い出を留める作業。

いつか薄れて忘れてしまうことも、このブログを見ると必ず鮮明によみがえる様に・・・。

長くなってますが、よかったらもう少しお付き合い下さい。



では、また。