はづき のこと。=あとがき=
「まえがき」がないのに、「あとがき」なんて変だけど(笑)。
もう少し、はづきのこと。
「はづき のこと。」はエピソード10まで続いた。
書き始めたときは「エピソード5くらいには、なるかな・・・」って思ってたんだけど、倍だった(笑)。
書き始めたら、その時の想いとか状況が鮮明に思い出されて、”はづきとの記録”として、自分の思いの丈を、自分のために綴った。
はづきは2019年10月22日、動物霊園でお葬式をして、荼毘に付した。
はづきが我が家に来たとき、持ってきてもらったお気に入りのピンクの毛布(「はづき のこと。エピソード1」にも書いてる)に包んで。
普段使いするには大きいので、洗濯してしまっておいた。
はづきを最期に包むのに、最も適しているように思った。
大好きなウエットフード、飲みたくて飲めなかった水、お気に入りのオモチャと、好きだった長いリボンも一緒に入れた。お菓子の箱を結んでいたリボン。
はづきは、眠ってるようで、相変わらず、美しく、格好良かった。
祝日だったから、家族で見送ってあげられた。
はづき、ちゃんと考えてくれていたのかな・・・。やっぱり、優しい子だね。
家ねこの平均寿命は15年前後、外ねこの平均寿命は5年前後とネットに書いていた。
はづきは、家ねこなのに、外ねこと同じだけしか生きることが出来なかった。
糸を食べて開腹手術をしたことが、身体に負担をかけ続けたのかな・・・。
転居した事やあめを家族にした事が、優しいはづきにストレスをかけたのかな・・・。
小さい時にフードの質を気にしなかったからかな・・・。
「自然に任せる」の選択は正しかったのかな・・・。
我が家に来て、幸せだったのかな・・・。
後悔ばかりだった・・・。
何日も、はづきの事を思い出して涙が溢れてきた。
夜は毎日はづきを想って泣いていた。
はづきが恋しくて、はづきに会いたくて、泣いた。
目を腫らして仕事に行くから、職場の人に心配をかけてしまった(笑)。
はづきが逝ってから、まろんとあめは、天井を見上げてよく鳴いた。
きっとはづきがいたんだと思う。
私には見えないけど・・・。私もはづきを見たかったな・・・。
特に、まろんは天井を見上げて鳴いた。
親子のように一緒にいたもんね・・・。
切なかった・・・。はづきがそこにいないことが。
不思議なことに49日までは、まろんは毎晩天井を見上げて鳴いてた。
私がそう思いたかっただけかもだけど、49日を過ぎると、天井を見上げる回数は減った。
はづきは、49日まではこの家にいたんだよね。
49日過ぎて、虹の橋のたもとへ行った。今は、元気に走り回ってるよね。
ご飯もお腹いっぱい食べて、水も沢山飲んでね。もう、苦しくないね。
今でも、なんとか出来なかったか・・・後悔はつきない。
はづきに似た茶トラのねこを探して譲渡会へ行った時、はづきを亡くした事を話した。
保護主さんが「若くて亡くなる子は、生まれつきなにか弱いところがあるもんですよ。」と言ってくれた。
「長生きしたから幸せとは限らない。寝たきりになったねこを看取ったけど、それで幸せだったか、考える時があります。」とも話してくれた。
その言葉に、救われた。
はづきが幸せだったかどうか分からないけど、私は幸せだった。
手術も乗り越えた。はづきの生命力だ。
転居してからもはづきはのんびり過ごしてた。お気に入りの場所を沢山見つけて。
あめが来て、困ってるように見えたけど、でも、いつも一緒にいた。はづきはあめを間違いなく好きだった。
フードは手術をしてからは長生きして欲しくて、ネットで調べてグレインフリーで肉の含有量が多いアカナに変えた。
「自然に任せる」・・・最期の時まで、はづきは自分の足で歩いてた。
はづきも、きっと幸せだったよね・・・。
してあげたくて、出来ないことが沢山あった・・・。ごめんね。
今でも時々まろんが天井を見上げて愛おしそうに鳴く。
はづきが、時々来てくれてるのかもね。
悔やんでも時間は戻らない。もう、前を向いて行くね。
だから・・・
私が逝くその日まで、はづき、待っててね。
「はづき のこと。」を綴ったブログを、愛しい我が家のねこ神様№2のはづきに捧げる。
ずっと忘れないよ・・・。はづき。
ありがとう。
長々と書き綴ったブログを読んで下さった皆様、本当に、本当に有り難うございます。
はづきのこと抜きにしてはねこ神様と見習いの事を書けないので、これからもはづきの思い出はちょくちょく書くことになると思う。
「№2のことね。」と思っていただけると幸いです。
では、また。