80万本のチューリップ。
昨日、千葉県佐倉市が管理するふるさと広場のチューリップ約80万本が全て刈り取られた、と言う記事がヤフーニュースに掲載されていた。
約100種類、約80万本のチューリップ。
関東最大規模とされるチューリップ畑で開催される恒例の「チューリップフェスタ」は多くの人が訪れる観光スポットだそうだ。
インターネットに掲載されている、例年の写真は、オランダ風車を背景に一面チューリップが咲き誇り、どれも美しい。
きっと、今までに訪れたり、今年も楽しみにしていた人もたくさんいただろう。
私も近くに住んでいたら、きっと訪れてみたいと思う、美しいチューリップ畑の画像がたくさんある。
新型コロナウイルス拡大で、イベントは中止になったのに・・・。
緊急事態宣言がでたのに・・・11日にはチューリップを見に400人が集まったと・・・。
市と市観光協会で協議し、「咲かせておくのは危険」と14日~15日に全てのチューリップを刈り取った。
今週末には満開になるはずだった、チューリップを・・・。
丹精込めて育ててきた人達は、どれほど無念だっただろう・・・・。
イベントを企画してきた人達は、どれほど無念だっただろう・・・・。
寒い冬を越えて、やっと花を咲かせたチューリップは・・・なぜ満開を待たずに刈り取られなければならなかったのか・・・・。
楽しみにしていた、チューリップを見に行きたい人。
「一人で見に行くなら大丈夫」「家族で行くだけだから、大丈夫」「(友人と)(恋人と)2人だから、大丈夫」・・・・。
「自分だけなら」
そんな人が集まって400人になった。
「自分勝手」が400人も・・・。
どうして?!
私には理解できない・・・・。
今、たくさんの人が、色んなことを犠牲にしたり、我慢しているのに・・・。
見に行った人も、色んなこと我慢してて、「チューリップ見に行くのが唯一の癒やし」だったのかもだけど・・・
その結果は、残酷すぎる。
今年のチューリップは市や観光協会がきっと撮影してホームページに載せてくれたはず。
休園の動物園や水族園が生き物の様子を動画で流している様に、きっと載せてくれた。
今年は、緊急事態なんだから、写真で楽しめば良かったはず。
写真でも、美しい。心を癒やしてくれる。
写真の掲載がなかったとしても、来年を楽しみに待てばいいだけだ。花は咲く時期を知っているのだから。
人間のエゴだ。
涙が出た。
怒りなのか、悲しみなのか・・・情けなくて泣けた。
「仕方のない面もあるが、花が可哀想でやりきれない」とのコメントで終わる記事。
仕方が無い・・・?本当に?
人が集まらなければ、花は散る時が来るまで咲けたはずなのに・・・。
粛々と命を育む植物の営みを、無残に刈り取る権利は誰にもないと思う・・・。
悲しすぎる・・・・。
80万本のチューリップに申し訳ない・・・。
ごめんなさい・・・。
もっと咲いていたかったよね・・・。
これからは、人の手の届かない場所でで咲き誇ればいいとさえ思う。
勝手な人間に無残に手折られない様に・・・。
上手く表現できないけど・・・。
どうか、どうか、全ての命を大切に思って、こんな時こそ、もう一度立ち止まって、自分以外の様々な事に思いを寄せて・・・。
どうか・・・。
なんか、感情にまかせたブログだ。
長くて、読みずらい文章で申し訳ない。
でも、書かずにはいられなかった。
今日も、3ニャンズは穏やかに過ごす。
3ニャンズに、ささくれてしまった、悲しい心を癒やしてもらった。
私はちっぽけで、たいした力も発信力も無い、無力な人間だ。
未熟で傲慢な人間だ。
だからこそ、優しい人間でありたいと思う。
思いやりのある人間でありたいと思う。
せめて、自分の手の届く全ては、守りたい。
これは願い。そして祈り。
では、また。