春 新しいステージへ。
今日から4月。
娘が新社会人の仲間入りをした。
中学2年の時から、毎年その大学のオープンキャンパスに一緒に出掛けた。
高校に入り、他の大学のオープンキャンパスにも参加した。
中学の時は漠然としていたけど、高校3年になって、
中学の頃からオーキャンに行った大学を4年間学び舎としたいと、
その大学への進学を切望するようになる。
1年目、残念ながら、希望は叶わなかった。
他の大学進学を勧めたが、娘の意思は固く、1年という期限付きで浪人をして、
翌年の再チャレンジを目指すことになる。
翌年の春、合格通知が届いた時には、親子で泣いた。
応援してくれていた学校の先生も、一緒に喜んでくれた。
我が子ながら、よく頑張ったと思うし、その意志の固さに驚いた。
以前にも書いたことがあるが、娘は社交的でもなく、自己表現は苦手な方だった。
人の後ろにいるような性格。
だけど、人の気持ちを思いやることが出来て、物事を平等に見ることが出来る。
私が諭されることもある。
この大学受験は、
その、娘が、自分が行きたいといった道を貫く意思の強さを思い知る出来事だった。
我が娘ながら、大したもんだと思った。
「この子は大丈夫だ」と漠然と思った。生きていく力がある、と。
親バカだけど。
その娘は4年間大学で、その情熱を傾けた。
就活の時期になり、中々決めない娘に苛々した。
主人に、自分がしたい仕事の為に専門的な知識が必要だから専門学校に行きたいと、ようやく相談した。
娘の意思が強い事は知っている。
大学を卒業して、2年間専門学校へ通う。
そして、卒業。
コロナ禍で就活は厳しかった。
だけど、今日、無事に入社式を迎えることが出来た。
新調したスーツを着て家を出る娘を見送る。
感無量だ。
子どもの成長を見せつけられられる。
嬉しい。
新入社員の同僚より年齢が上の娘。
だけど、娘が過ごした浪人の時間と大学・専門学校の時間は
全て娘の財産だ。
これからの人生の糧になる。
社会の厳しさを乗り切っていく手助けに、その経験がなってくれると信じている。
私は、いつでも、応援していたい。
コブクロの蕾の歌詞のように。
『聴こえない 頑張れを 握った両手に 何度もくれた』
娘にとって、そんな存在でありたい。
社長さんから、新入社員に贈られた花束。
未熟だが新しい仲間になる者達への愛が感じられる。
ニャンズがいるのでリビングには残念ながら飾れない。
家族が見れるように、洗面所に飾る。
では、また。