はづき のこと。エピソード3
今日も、はづきのこと。
はづきと暮らし始めて、茶トラはとてもフレンドリーだという事、男の子は甘えん坊だという事を知った。
アメショ柄の茶トラのねこは、私にとっても家族にとっても、生涯忘れがたいねこになった。
まろんとはづきは好きな玩具の種類も遊び方も微妙に違った。
まろんはボールとか羽のような猫じゃらしが好き。
はづきは紐とか長い猫じゃらしが好き。
父親曰く、「長い物を追いかけるねこは蛇を捕るねこ」だそうだ。
「三毛猫はネズミや鳥を捕る賢いねこ」だそうだ。
父は、子どもの頃三毛猫が家族だったそう。賢いねこだったんだろうな(笑)。
茶トラのはづきを「赤ねこ」と呼び「赤ねこは大きくなるぞ」って言ってた。
本当にはづきは大きくなった(笑)。父は凄い!!と思った。
ネットで”茶トラは雄が多いので大きくなる”と書いてあった。
やっぱり、昔の人は偉いな・・・。言ってることは理にかなってる。
”暑さ寒さも彼岸まで”も確かにそうだし。ちょっと違うか(笑)。
話がそれた・・・戻そう。
「はづきは長い物が好きで紐状の物が好き。」・・・もっと注意を払うべきだった。
6月の初め、はづきが吐いた。何度も何度も。
病院行って検査。毛玉を飲み込んでるかもなので腸を動かす薬を飲んで便で出しましょうと。帰宅後、食べてもまた吐く。
念のため入院。入院中は吐かずご飯も食べてたので退院。
帰宅すると吐く。最初に吐いてから5日が経っていた。
私から内視鏡検査をお願いし、入院。検査が終わったら連絡するので迎えに来て下さい、と。
病院から連絡があり、「開腹手術をします」と。手術で、細い糸が腸から出てきた。
糸を食べて腸のヒダを絞扼して腸の一部が壊死していた事が分かった。
ソファーカバーの細い横糸を引っ張って噛んでることがあると最初の診察の時、先生に伝えていた。
何度も吐くから病院に行ったのに・・・。最初に受診した時に内視鏡検査してくれていたら・・・。
甘えるはづきの姿を思い出し、もう二度と会えないんじゃないかと怖くて・・・悲しくて・・・。
頭の中がぐちゃぐちゃになって・・・。今思うと、誰かを責めずにはいられなかったんだと思う。
病院に向う車の中で、声を出して泣いていた。
病院のケージの中で点滴している、はづき。名前を呼ぶと「にゃ~にゃ~」小さな声で鳴いた。
先生が「お母さんの顔見て始めて声が出たね。今まで鳴かなかったんですよ。」と言った。
病院でも私は泣いた。年甲斐もなく(笑)。
先生と病院スタッフの治療のおかげで、はづきは6月12日、無事に退院した。
もっと早く対応できなかったのかという思いはあるが、助けてくれた先生に感謝しているのも本心。
横糸を引き出して飲み込んでしまうと思わなかった私に、責任はある。
1歳にもならない小さなはづきに大きな負担をかける結果になった。ごめんね。
抜糸の時、後遺症はないか先生に聞いた。「腸が細くなるから便秘しやすくなるかも。」と言われた。
痩せてしまったはづき、1ヶ月程すると体重も戻ってきた。
はづきを失わなくて、良かったと心から思った。
じゃがりこ沢山もらったから胴の長~いはづきに載せてみた。「なんで~(@_@)」って顔ね(笑)。
私の思いを書くブログ。記録に残したい。(突然ブログが消えてしまわないように・・・)
私の思い出のアルバムみたいになってるし(笑)。
本当に長くて申し訳ない・・・。
良かったら、もう少しお付き合い下さい。
では、また。