しおん のこと。エピソード1。
昨日は、「また、やってしまった」ではなく(笑)、1日ブログをお休みした。
今日は、ねこ神様№4候補(確定)の見習い、しおんのこと。
ねこ神様№2のはづきが虹の橋に旅立ったのは令和1年10月21日。
その日から、はづきに会いたくて会いたくて、もう一度抱きしめたくて、夜になると泣いてしまったり・・・。
寂しい・・・淋しい・・・恋しい・・・。
ごちゃ混ぜになったいろんな気持ちを抱えて過ごしていた。
もう、小さな命を見送るのは、辛くていやだ・・・。
まろんとあめにも必ずその時はやってくる。
私に突発的な事が起こらない限り、私が、この子たちを見送る。
見送るのは、まろんとあめで最後にしたい・・・。だから。
まろんとあめが最後の時を迎えるまで、この小さな愛おしい命を、大切に暮らしていこう。
そう、思って過ごした。
夜になると、はづきの写真や動画を、懐かしんでみた。繰り返し、繰り返し・・・。
まろん・はづき・あめの仲睦まじい写真。
3にゃんで過ごす愛しい姿。
3にゃんがいる生活が当たり前になってた。
あまりくっつかなかったまろんとあめが、くっいている所を時々見かけるようになった。
今までは、それそれが、はづきにくっついていたから、きっとこの子達も淋しいんだと思った。
はづきの存在は、私にとっても、まろんとあめにとってもかけがえのないものだったと、思い知る。
もう一度、3にゃんでいる姿が見たい・・・。私のエゴだけど・・・。
迎えるなら、茶トラがいい・・・。できればアメショー柄の、はづきみたいな茶トラ・・・。
娘は、「はづきの代わりみたいに家族にするのは子ねこがかわいそうだよ」と言った。
娘は、幼い頃から、おとなしくて引っ込み思案だったけど、人のことを思いやることができる優しいさを持ち合わせていた。
また、冷静に周りを見ていて、私より、大人じゃないかと思うような言動や行動をする。
誰とでもすぐに友達になれるような社交性を持ち合わせていない事を、心配した時期もあった。
だけど、大切な友人がちゃんといる。
私の何でもない話や愚痴(笑)を「うん。うん。」と聞いてくれる。小言は聞かないけど(笑)。
きっと友人の話も、そんな風に傾聴しているんだろう。
長く続いているお友達は、そんな娘の良さをちゃんと知ってくれているんだと思う。
勿論、子ども(もう成人しているけど)らしい我が儘や悩みや愚痴も私に言うけど(笑)、はっとさせられるくらい、公平な考えを持っていると思う。
娘への親バカはこれくらいにして(笑)、娘の言葉は正論。
はづきの代わりじゃないし、はづきの代わりはいないと知ってる。
「茶トラの甘えん坊で人懐っこいところが忘れられないから」と娘に言いながら、はづきを求めている自分がいるのも知っていた。
勿論、家族も私の思いは気づいてた。
それでも、新しい家族を探すことに反対はしなかったのは、みんな淋しいのは同じだったからかな・・・。
はづきを失って、悲しいのは家族みんなだから・・・。
クリスマスの頃、ねこの里親のページで「茶トラ」と検索した。
可愛い子がたくさんいた。
はづきに似てる子を無意識に探してる私。
検索するのをやめた。
あっという間に年末年始の連休に。
インターネットで、家の近くで保護ねこの譲渡会をしている所がないか検索した。
写真に茶トラもいる。
令和2年1月5日に開催している譲渡会を見つけ「これに行こうと思ってるんだけど・・・」と家族に話した。
まだ、新しく家族を迎えることがいいことかどうか悩んでいた時。
息子が、「その日空いてるから連れて行くよ」と言ってれた。
私が決めかねてるから背中を押してくれたんだね。
そこで出会ったのが、ミルクティー色の綺麗な子ねこ。しおんだ。
茶トラの子に真っ先に会いに行った私。その、真後ろのケージにしおんがいた。
振り向いたらあまりに綺麗な毛色で、思わず近づいていた。息子も「可愛いやん」と。
保護主さんが声をかけてくれる。
「珍しい毛色でしょ」と。
子ねこを見に来た経緯を簡単に話す。勿論はづきを亡くしたことを含め。
はづきの兄弟ねこにミルクティー色の毛色の子がいたことも話した。
タイトル「はづきのこと。=あとがき=」で書いた、後悔で打ちひしがれそうになっている私を救った言葉をくれたのは、この保護主さん。
茶トラを探してたけど、この子を家族に迎えたい、と思い、トライアルを申し込んだ。
1月7日、しおんが我が家にやってくる。
洗面所のスペースに、大型のキャリーケースとトイレや食器を準備してたけど、
仕事で家族が不在の時だけ、リビングに隣接する部屋の3段ケージにしおんを入れて、人が居る時は3にゃん一緒にしても大丈夫との助言をもらいトライアル開始。
ねこと暮らして6年あまり。
目からうろこの為になる情報を沢山教えてくださった。
そして、今まで、選んだことのなかったフードやおやつも山ほど持ってきてくださった。
保護主さん、やっぱり凄い。頭が下がる。
なかなかごはんを食べなかったり、トイレをしなかったり、心配したけど9日からごはんも食べ、トイレにも行って一安心。
その間、ラインで保護主さんに連絡を取らせてもらい、すぐに返事をいただけてとても安心した。
はづきも、あめも来た時から、ごはんをモリモリ食べ(笑)トイレもすぐに行ってたから心配なかった。
それは、凄いことだったのかも。はづきとあめの順応力が素晴らしかったのだと今になって思う。はづき、あめ、ありがとうね。
威嚇されたり、避けられたりしながら、だんだん「居ること」を許容されてきた、しおん。
体調をたいして崩さず、しおんを(しぶしぶ)受け入れてくれたまろんとあめに「感謝状」をあげる。
ねこが大好きな(まろんとあめに猛アタックする姿からそう思った)しおんも、距離を保ちつつ、諦めずに傍に行ったよね。「努力賞」をあげる(笑)。
1月16日、正式譲渡となり、保護ねこの名前から「しおん」に改名。
しおんがトライアルに来てから、ミルクティー色やクリーム色の毛色のねこについて調べた。
茶トラの毛色が薄いものと知った。
はづきの兄弟ねこに同じ毛色の子がいたのも納得した。
茶トラじゃない(と思ってた)けど・・・惹きつけられたしおん。
茶トラだったなんて・・・運命だと思った。
勝手に盛り上がった(笑)。
タイトル「名前のこと。」で書いた9月に咲く花、紫苑。
花言葉が「追憶・君を忘れない・遠方にある人を思う」。
勿論、はづきの代わりじゃない。
でも、この言葉は私には必要だった。
この言葉を持つ名前を、この新しい家族に付けたかった。
迷うことはなかった。
子ども達も名前を考えていたが、私の気持ちをおもんぱかって、しおんという名前に賛成してくれた。
しおんは、我が家に、また3にゃんで過ごす風景を運んできた。
やっぱり茶トラだね~と思うこと度々。人懐っこく、甘えんぼ、抱っこは好きじゃないけど、撫でてアピールが半端ない(笑)。
全てが愛おしい。
少しずつだけど、距離が近づいている、まろんとあめとしおん。
ゆっくり、各々の負担のない距離でいいからね。
私に幸せをたくさんくれる。
だから、かけがえのない3にゃんも幸せでいてほしい。
これからもずっとよろしくね。
では、また。