実家の空。夏至の夕日。
今日は夏至。
今日は父の日。
実家で見た綺麗な夕日。
実家でいつものように昼食作り、掃除、洗濯、薬の仕分け。
洗濯物は、母が綺麗に干す。
掃除機は、コンセントの位置が分からなくて困ってたから、私がした。
沢山の食器や鍋などの調理器具。
必要ない分も出して並べる。
鍋もあればあるだけ次々使う。
必要な分のみ残して、母が探さない所へ仕舞う。
姉と相談して処分していく予定。
去年の夏から、何度も姉と大掃除に行って、凄い量の服や食器や調理器具を処分したのに・・・。
まだまだある(゚▽゚*)。
両親が快適に過ごすためには、物を減らして、スリムに暮らすのがいいと姉と判断した。
母は淋しいのかもしれない。
調理器具も、しっかりした良い物を揃えていたから、思い入れもあると思う。
料理上手だったものね。
今は、作ろうとするけど、上手く出来ない。
きっと、どうしたらいいのか解らないんだと思う。
母が、一番不安で淋しいのかもしれない・・・。
思い出とか言ったり情をかけると、物は捨てられないから、姉と鬼のように(笑)捨てる。
お互いが実家に行った時に、出来る範囲で(母が気づかないように)捨てる。
少しの罪悪感。
でも、これから続く介護を思うと、介護する者が効率の良い状況を作ることも必要。
毎回、行く度に、大量に出された食器や調理器具を洗うことから始まるのは、気分が疲弊するからね(;´Д`)。
出来ることを見るように思うけど、出来ないことに目が行ってしまう事も多くなってきた。
仕方の無いこと。
薬の仕分けをする私に、母が「こんな事も出来なくなって、ごめんね」と謝る。
謝らなくていいよ。
今日は夕食を作らないから時間があるから大丈夫。
夕食は、父の日だから、近くのお寿司屋さんを予約した。
昔から、お客さんが来たり、お祝い事の度に仕出しを頼んでたお店。
もう、40年も地元に根付いている。
「そろそろ行くよ~」と父に声をかけると、
夏用のジャケットを着て、2階から降りてきた。
お寿司屋さんに行くために、自分で服を選んで着替えてきた。
母も、あれこれ服を出してくる(笑)。
出かけることの大切さを感じる。
お洒落をした両親と三人で出かけた。
ビールを頼んで、上にぎりと赤だし。
美味しかった。
帰りには美しい夕焼け。
1年のうちで最も昼の時間が長い日の、夕日を見ながら帰った。
ゆっくりゆっくり、父の歩調に合わせて、三人で。
「美味しかったね」って話しながら。
夕日が沈む速度に合わせるように、ゆっくり。
これからもゆっくりと行こう。
では、また。