”会っておきたい人”その思いを叶えた姉。
8月31日に書いた記事。
母の妹のご主人が両親に会いたいと連絡があった話。
コロナ感染の危険を回避したいので、両親を病院への面会に行かせなかった。
余命僅かと聞いていたが、転院先で、病状は回復に向かった。
嬉しい事。
叔父は転院先の病院で、家族や看護師さんを大層困らせたそうだ・・・。
体調の回復に伴い、叔父は、
ご飯が美味しくないと言い、病院食を食べようとしない。
退院して家に帰ると言う。
それを声を荒げて言い続けたそうだ・・・。
病院側からも退院も視野に入れて家族で考えてくれと話があり、
ただ、現状だと、急変しないと再度の入院はできないとの話。
それは、介護が大変だからと言って、入院は簡単にできないという事。
家族は退院も考えたが、日中は仕事もあり、気難しい父親を誰が介護するか兄妹で話し合ったと姉から聞いた。
姉は、叔父から子どもの相談に乗ってくれと頼まれ、相談にのっていた。
叔母(母の妹)は体調が悪く、叔父の介護をできない。
息子が叔母を看て、嫁いだ娘が叔父を自宅に引き取り、看る事になった。
叔父は10月に退院。
10月25日、姉が両親を連れて、叔父の所に行ってくれた。
認知症の両親も叔父に会いに行くと言ったそうだ。
2時間ほど話してたと姉に聞いた。
会えてよかった。
叔父にとっても、心優しい両親にとっても。
私は、あの時の罪悪感から解き放たれたような気がして・・・
正直ほっとした。
そして、自分の狡さを思い知った・・・。
姉は忙しい人だ。
フルタイムで働き、夫の事をし、嫁いだ娘達が遊びに来ると孫の世話をし、
両親の世話を私と交代でしている。
叔父の家の事は、叔父の息子も娘も40歳後半なんだから、子ども達が考える事だと私は姉に言った。
忙しい姉が、何度も相談に来てくれと叔父の所に呼ばれていたから・・・。
でも、姉は忙しい中、時間を工面して会いに行き相談にのり、叔父と両親を会わせてくれた。
自分の体を休める時間を削りやってのけた。
凄い人だと思う。
見返りなんて何にもない。
心で、優しさで行動できる人。
「困ってたから、私で出来る事なら」と言ってた。
私は、そんな人間にはなれないけど・・・
姉を誇りに思う。
私の知る人の中で、一番、優しさや慈悲の心を持った人だ。
両親は叔父に会いに行ったことを覚えていなかった。
父は「そういえば、会いに行ったな~」とかろうじて思い出した。
でも、叔父はきっと忘れないだろう。
両親と会えたことも。
姉の優しさも。
では、また。