愛しいという思いが沁みる本。
お題「#買って良かった2020 」
2020年12月30日に、本を購入した。
ずっと気になってた本。
楽天ブックスで購入し、1月1日に到着した。
買ったのは、この2冊。
1冊は、大好きな素敵ブロガーさん、楓屋さんの作品。
『ダイちゃんの猫ねこ日記』
絵柄も可愛い。
ブログを拝読させているうちに、ダイちゃんファンになってた。
ファンには必要な本だと思う( *´艸`)。
「ダイちゃんは実在します。」帯のコメント。
このコメントがとても好きだ。
ダイちゃんと楓屋さんの心のつながりが伝わる温かい絵本。
自由猫のダイちゃんが、楓屋さんを受け入れる心の揺らぎのような・・・
ほんわかした温かい時間が流れる。
楓屋さんを「あったかい」と感じ、
「ずっとこっちにいてもいい」と思うダイちゃん。
愛おしくなる。たまらなく。
ダイちゃんが元気だといいな・・・。
本当に買って良かった。
そしてもう1冊。
『なまえのないねこ』
沢山の絵本大賞を受賞されている。
表紙のねこの瞳に魅せられた。
何かを訴えるような語り掛けるような、切ない瞳。
読み終わると、泣いていた。
本当に欲しかったものは名前じゃない。
切望していたものは、温かいぬくもり。
愛と言う名の。
本当に買って良かった。
どちらの本も、絵本というスタイルで、
文章もさほど多くないのに、
心に訴えかけてくる。
『あいして』って。
その願いは、決して我が儘とか奪うような厚かましさはなくて・・・
ただただ、純粋で控えめで、さもすれば聞き逃してしましそうな消え入りそうな声で・・・。
願っている。
祈っている。
愛してくれる人が現れるのを。
外猫(野良猫)が不幸かどうかなんてわからない。
猫は野生動物じゃないから、家猫にと言う人もいれば、
それを人間のエゴだと外猫でも幸せと言う人もいる。
もし私が猫に生まれたなら、暖かいお家で暮らしたいと思う。
例え寿命は短くても、幸せな一生ならそれでいい。
でも、サバンナのような自然界の中で生きる野生動物同士で生きるための命のやり取りをするのと、
街中で交通事故や、心無い人間に虐待されて命を落とすのとは別の事だと思う。
ねこが、望むのなら、人間と暮らしてほしい。
暖かいお家があって空腹にならないですむ。
安心して眠れて、痛い思いや怖い思いをしなくてもいい。
人間のご機嫌取りは面倒くさい時もあるかもだけど(笑)、
根本的に優しい生き物だから、人と暮らすのは嫌じゃないような気がする。
ねこと暮らして、幸せを沢山もらってる私は、
ねこにも幸せになってほしい。
勝手な想いなんだけど・・・。
外猫が不幸だと決めつけるのは良くないのかもだけど・・・
幸せになってと願わずにはいられない。
家があって外に行ける猫と、家がなくて外に居る猫とは違うと思う。
飼い猫が家と外を自由に行き来できる地域もある。
周りの理解があればそれは素敵なことだし、
うちの子達もそんな環境にあったら嬉しいのかな~?なんて考える事もある。
人は、自分より弱いものにもっと優しくならないと・・・そう思う。
ねこが外に出る危険の原因に、”心無い人間”が含まれる事が、恥ずかしいし腹が立つ。
動物は猫に限らず、命を大切に育てるのに。
生きるためにしか命を奪わないのに。
人間だけが、違う目的で傷つけ命を奪う。
悲しいし怒りがこみ上げる。
愛おしい小さな命を守りたい。
私が守れるのは、この子達だけ、なんだけど。
幸せでいてほしい・・・。
そう願わずにはいられない。
愛するという事、そして幸せについて考えさせられた。
世界とか全人類とかそんな大きなことではなく、
美しく優しい生き物、猫がみんな幸せになるといいのにと、
祈らずにはいられなくなる。
そんな、優しい絵本。
ねこと暮らしてなかったら、手に取らなかったかもしれない絵本。
でも、ねこと暮らしたから出会えた絵本。
初めてお題のテーマで書いた。
『買って良かった 2020』は、2冊の絵本。
優しい気持ちにしてくれ、心を豊かにしてくれた。
プライスレス(´-`*)。
では、また。