うちの ねこ神様

ねこと暮らす日々のこと。

泣きそうになる。

7月10日、土曜日の朝。

蝉の鳴き声がベランダの外から聞こえて来た。



8日、9日と降り続いた雨。

この雨が終わると梅雨明け間近だと、気象予報士がテレビで言ってたのを思い出す。



蝉の鳴き声、今年初めて聞いたんじゃないかな・・・と考える。

梅雨明け・・・。

蝉が感じとってるのかな。

植物も動物も昆虫も爬虫類も・・・生き物のもつ不思議な能力。

生きるための能力なんだろうか。

自然の中で自然と共に生きるという事。


感動しながら仕事に行った。





今日もいい天気。

朝から蝉の鳴き声。



家の用事を済ませて、実家に行く。


バスを降りて坂を下りていく。

夏の様な空が広がる。


f:id:mahaashi:20210711231526j:plain
雲の迫力がまだ少し足りないけど(笑)、夏の空に近づいてる。   7月11日撮影
f:id:mahaashi:20210711231633j:plain
坂の上から見る景色が好きだと、しみじみ思いながら坂を下っていく。




先日、テレビのチャンネルをNHKにしてた。

見たい番組があったわけではないけど、何か見てて、そのままにしてたんだと思う。

クローズアップ現代+』で

『ブレイディ みかこさんに聞く  “他者の靴を履く”ことの意味』と言う内容が放映されていた。

ここで出てくるエンパシー。

他者に自然と同情したり共鳴したりして、気持ちから入っていくシンパシー。

それより、もっと知的作業、意志的に行う作業であり、

他者の立場に立ってその人の考えや感情を想像してみる能力。



とても、思いやり深く素晴らしいと思う。

常に他者をケアしている人のほうがエンパシーという能力は伸びるらしい。

でも、その能力が高いがゆえに、それが『かけられた呪い』のようになるという。



『「私は私を生きる」ていう軸を入れないと、

エンパシー能力ばかり高めていっても、搾取される場合がある』


『他者の靴を履くことはすごく大事だけど、

それが他者に自己を明け渡すことになってはいけない。

自分は自分の靴を履いて、

自分の人生を歩いているんだっていう軸をしっかり入れないと、

発する言葉ひとつにしても、

自分が言ってるんだか誰が言ってるんだかわからないものになってしまう。』



流れていただけの番組だけど、気付けば真剣に見ていた。



エンパシーがなさすぎるのもひどい世の中になる。

長けていても、自分を縛り付け追い込んでしますかもしれない。



色々考えさせられる番組だった。




実家の帰りのバスで、この事を考えながら帰っていた。

余程、心の奥底まで響いたんだろう。




そしたら、ねこ達の事が頭に浮かんで・・・


しおんがまろんに甘えてすり寄る。

まろんがしおんの毛繕いをする。

自分の毛繕いもするから、毛玉を吐く頻度も多くなるのにね。


傍に来てジッと見つめてくるあめ。

私の気が済むまで抱かせてくれる。

しっぽをパタパタして、もう嫌だな~ってサインを出しながらでもゴロゴロ喉を鳴らす。



自分の産んだ子供でない子ねこの世話をする猫。

お乳は出ないのに、子ねこにお乳を吸わせる猫。



相手の感情をくみ取る能力に長けていると思う。

ねこ達は、その能力をどんなに発揮しても、

決して「搾取されている」なんて思わないだろう。



ただただ、傍にいる。

ただただ、尊い



そんなこと考えてたら、泣きそうになった。



こんなにねこ達へ思いを馳せるなんて、

猫に搾取されてる?(笑)



それでも、幸せだからいいか・・・そう思う(笑)。





では、また。