病気と共に生きる
以前書いたブログ。
☆や優しいコメントやブコメを頂いた。
お礼の気持ちをちゃんと伝えたくて、遅くなった。
優しさを貰って、勇気がわいてきた。本当に嬉しかった。
有難うございます(´-`*)。
病気のこと、書くかどうか、正直迷ってた。
心配かけるだろうなとか、聞いても困るかなとか。
ねことの暮らしを綴りたくて始めたかったブログ。
息子に背中を押してもらって飛び込んだ世界は、
知らなかった新しいことに触れたり、
多くの人の善意や優しさに触れることができる、素晴らしい世界だった。
ねことの暮らしや、私がみたり聞いたり体験して感じたことや感動したこと、
永遠の別れ、悲しかったこと、腹が立ったこと、
その時々を、思いのままに綴る日記。
これからは、病気と向き合って生きていく。
それを書かないでおくなら、趣旨が変わってしまう気がする。
だから、書き留めておくべきだと思った。
はてなブログで知り合った方々、
それぞれ色々な事を抱えて、背負って生きている。
その経験からくる優しさだったり言葉の重みが、
読んだ時に心を柔らかくしてくれるんだ。
時には強く、時にはたおやかに、時には悲しみに押し潰されそうになる、
その生き様に胸を打たれ、心が震えるんだ。
生きることは、簡単ではない時もある。
思い通りにならない事もある。
悲しみに打ち砕かれても、怒りに身体を震わせても、生きていくんだから。
歯を食いしばり、拳を握りしめて、
いっぱい怒って、いっぱい泣いたら、
いっぱい、笑いたい。
生きてる事を、精一杯に感じながら。
生きる素晴らしさを心に留めたい。
一瞬一瞬を。
今年2月毎年受けてる健診で、精密検査が必要となった。
毎回、問題なかったんで、今回もきっと大丈夫…とそう思ってた。
総合病院を紹介され、診断をより正確なものにするため、様々な検査を受けた。
そして、3月に診断が確定した。
2月の終わり、健診センターから、
「医師から話があるから来てほしい」と電話がかかってきた。
いい話ではない。
だけど、意外と冷静な自分。
どこか他人事みたいに感じてた。
病名を告げられ、精密検査のための病院に紹介状が出来上がるのを待つ間、
健診センターの何人かの看護師さんが、
「大丈夫ですか?」と心配して声をかけて下さった。
きっと、こんな場面は沢山あるのだろう。
私の心情をおもんぱかった、思いやりのある声掛けだった。
私は「大丈夫です」と、笑顔で答えてた。
健診センターを出て、家族に電話をした時、はじめて、涙ぐんでた。
進行癌ではないと、説明を受けた。
だけど、癌と診断されると、動揺する。
ともかく、検査を受けて、今後の治療を確定すること。
動揺はしたが、悲観的になることはないと、自分にいい聞かせてた。
健診を受けなければ、見つからないまま、進行してたかもしれない癌。
早く見つかって、ラッキーだった。
心からそう思った。
見つけてくれた、先生に、心から感謝した。
もし見逃されていたら、1年後までに進行したかもしれない。
本当に、今で良かったと思う。
診断が確定してからも、様々な検査を受けた。
他の場所にも、異常があり今5つの診療科にかかってる。
3つの科は経過観察。
症状や数値、所見に変化が有れば、治療開始する必要がある。
うち2つの科は、癌の治療。
幸い手術はしなくて良く、放射線治療開始となる。
仕事をしながらの治療。
体力がどこまで持つか不安もある…。
仕事を休むと迷惑をかけるから仕事に穴を開けたくはない。
でも、無理もできない…。
家族は仕事より治療優先というが、職場に気を使わないわけにはいかない…。
ジレンマ…。
今、1番のストレスかも(笑)。
まあ、身体が1番だから、倒れる前には、迷惑かけるけど、
仕事は休ませてもらうつもり。
これからも続いて行く私の人生。
そんなに代わり映えしないけど。
でも、命について今までより向き合っている。
死が、遠い遠い未来ではなく、想像できる範囲にある。
誰にでも訪れる死はそんなに遠いものではないんだけど、
今までは考えなかっただけ。
残りの時間がどれだけあるのかはわからない。
10年か20年か、30年か…。30年もあれば十分だ(笑)。
楽しいことや嬉しいことが沢山あるといいな。
幸せだと私が思えることで一杯になるといいな。
家族と過ごすとか、両親と過ごすとか、姉と過ごすとか、
友人と会って話すとか、仕事が今まで通りできるとか、
美しい空を見上げるとか、季節の移り変わりを感じるとか、
美味しいものを食べるとか。
他にも、音楽を聴いたり、映画を観たり、お芝居を観たり、本を読んだり。
今までと同じように流れていく時間を、丁寧に大切に過ごしていきたい。
ねこと暮らし始めて、驚くくらい沢山の幸せを感じたり、
はてなブログをはじめて、ブログの向こうの皆様に思いを馳せたり、
私が幸せだと思えることは、沢山溢れてる。
今までの「うちの ねこ神様」を読み返しても、幸せが溢れてる。
これからも、ブログに思いを留めておこう。
「嬉しかったこと」が沢山溢れるブログになると思う(笑)。
きっと。
沢山笑って生きていこう。
時には泣きながら、歯を食いしばり、こぶしを握り締めて…。
沢山の思い出をちりばめていこう。
「禍福は糾える縄の如し。」
いいことも、悪いことも。
全て人生。
では、また。